エネルギー、社会インフラ、電子デバイス、デジタルソリューションという4つの領域において、幅広い製品やサービスをグローバルに提供している東芝グループ。同社の特徴をご紹介します。
東芝は、創立以来多くの「世界初」「日本初」の商品やサービスを提供してきた企業です。
例えば、1890年の日本初となる炭素電球の製造から始まり、1924年には日本初のラジオ受信機を製造・発売。また、1930年には日本初の電気洗濯機・電気冷蔵庫を完成・発表し、翌年には日本初の電気掃除機を発売。さらに日本初の自動式電気釜や電子レンジ、カラーテレビも後に発売しています。
また、1967年には世界初の郵便物自動処理装置、1978年には日本初の日本語ワードプロセッサを製品化、1985年には世界初のラップトップPCを発売するなど、家電分野のみならずさまざまな領域において「世界初」「日本初」を世に送り出しています。
東芝グループは、現在4つの領域において事業を展開しています。1990年に策定された東芝グループのスローガンである「人と、地球の、明日のために」を掲げ、人々の暮らしと社会を支えるために重要な「社会インフラ」を中心とした事業領域において成長を目指しています。
現在、東芝グループではカンパニー制を採用。東芝インフラシステムズが担当する「社会インフラ事業」を核に、東芝エネルギーシステムズが担当する「エネルギー事業」、東芝デバイス&ストレージが担当する「電子デバイス事業」、東芝デジタルソリューションズが担当する「デジタルソリューション事業」の4事業に注力しています。
東芝における人材育成はOJTを基本とし、状況に応じて内容を補完するための各種プログラムが用意されています。入社時の研修や資格昇格時など、ステップアップに合わせた節目研修や職能別研修、また技術研修についても実践技術力を身につけるための技術スキル研修や技術マネジメント研修、個別の製品やシステム・サービスに関する専門技術研修などが行われます。
さらに、「グループ公募制度」が実施されており、意欲や興味、関心のある分野で活躍できる場が用意されています。
東芝では、技術職として下記の職種を募集しています。
上記の職種は一例となりますが、その中のひとつ、「開発設計」についてご紹介します。
研究開発部門が創り出した要素技術を、次世代製品やサービスとして形にすることが開発設計の業務となります。新しい要素技術を取り扱う職種ということから、他部門(研究開発部門や製造部門)と適切に連携を取りながら仕事を進めていくことになります。
「自らマーケットのニーズを予測して製品やサービスを開発する」または「顧客からニーズや課題を聞き、オーダーメイドの製品・サービスを開発する」ためのスキルが必要となります。
日本を代表する電機メーカーである東芝の製品は、非常に多岐に渡っています。ここでは、東芝のオリジナル製品やブランドの中からいくつかをご紹介していきます。
東芝では、薄型テレビやレコーダー、オーディオなどの家電製品を幅広く製造しています。中でも「REGZA(レグザ)」は、2006年から販売している液晶テレビのブランド名として有名。その後2010年からはレコーダーやプレーヤーなども加わることで、REGZAは映像機器関連の総合ブランドとなっています。
REGZAは、革新的な高画質や先進的な機能を持つことから、さまざまな賞を受賞。テレビやレコーダーのみならず、スマートフォン(REGZA Phone)やタブレット(REGZA Tablet)などにも展開しています。
東芝の「ダイナブック」は、低価格であること、そして小型軽量の筐体ということで非常に注目を集め、のちのノートパソコンとなる「ブック型PC」と呼ばれるジャンルを普及させたという歴史があります。それまでパソコンというと、机に備え付けられていることが一般的だった時代に、持ち運びできるパソコンが登場したことは、世間に驚きを与えたことでしょう。
世界市場においても、1986年から1993年、1994年から2000年まで、ノートパソコンにおける世界シェアNo.1を獲得してきました。このことからも、東芝のノートパソコンが非常に人気の高いものであることがわかるはずです。
“野菜そのまま冷凍”、“まんなか野菜レイアウト”、“うるおい補給野菜室”を採用した冷凍冷蔵庫「VEGETA(ベジータ)」や、“ウルトラファインバブル洗浄W(ダブル)”で洗濯物を真っ白にする洗濯機「ZABOON(ザブーン)」、パワフルな吸引力で人気の掃除機「TORNEO(トルネオ)」など、さまざまな家電製品を開発しています。
所在地 | 東京都港区芝浦1-1-1 |
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設立 | 1875年7月(創業) |
社員数 | 128,697名(連結/2019年3月31日現在) |