本田技研工業は、オートバイ・自動車の技術においては世界有数の企業です。世界企業のブランドランキングでも名前が挙がることもあり、世界でもブランド力のある企業と言えるでしょう。
本田技研工業は、主にオートバイや自動車・航空機・汎用製品の製造や販売を主業務としており、エンジニアのみならず一般消費者にも名前の知られた製品を送りだしています。技術を生かして開発の分野を広げることも忘れず、二足歩行ロボットである「アシモ」や各種ロボティクス機器の研究開発を行っているのも特徴です。
小型ジェット機である「ホンダジェット」やターボファン式ジェットエンジンの製品認可取得に向けて生産開発も実施。メガソーラー太陽光発電施設の導入や風力発電施設による売電事業といった事業にも、積極的に取り組んでいます。
本田技研工業は、各自動車メーカーのなかでも自動車作りへのこだわりが強い企業として知られています。本田技研工業はもともとバイクメーカーであったことから、エンジン技術の流用を行い自動車やF1マシンの製造にも参入した企業。「技術屋思考」「メカ屋思考」を持ったエンジニアが在籍しています。
ホンダは速いクルマを作りたいといった気持ちから、F1のエンジン開発にも取り組んでいます。技術者だった創業者から流れる気質に惹かれ、ロマンを追い求める技術者が集まっている企業です。
本田技研工業では求められる経験や知識やスキルは入社の時点では多く求められません。会社の風土として、経験やスキルはあとからいくらでもついてくるといった考え方があるから。
各職種である程度の設計・評価などの経験は必要ですが、前提として経験・スキルより「やりたいという強い意志」を持って一つひとつの事柄を実現するよう求められている会社です。手を挙げてやり始めたことは、最後までやりきる技術者魂を求められます。
各職種で経験・スキルに合わせた業務を決定しています。
募集職種は多種多様で、研究開発や生産技術開発・IT企画・社内SEからマーケティング・商品企画と幅広い募集をかけています。機会設計エンジニアに関しても、さまざまなジャンルで募集されているのが特徴です。
本田技研工業はオートバイから始まり、今では自動車産業には欠かせない企業となっています。ここでは、本田技研工業の代表的な商品を紹介します。
オートバイは本田技研工業の始まりで、原動機付自転車の分野では「スーパカブ」が大ヒット。全世界で1億台以上の製造がされ、知名度を大きく上げました。
現在、世界で最も多く製造されたオートバイとして認知されています。また、モータースポーツの振興の一貫として、ロードレース世界選手権やスーパーバイク世界選手権の実績を基にしたスポーツモデルも好評です。
公道走行以外のバイクとして、ロードレーサーやモトクロッサーなどのコンペティションモデルの市販とサポートにも取り組んでいます。
初代シビックを筆頭に環境に配慮した優れた量産車を多く製造しています。世界に先駆け、走行時の排出ガスゼロを実現できる水素燃料電池自動車の本格普及にも取り組んでいます。
ホンダ車の大きな特徴として、地方や季節を選ばない走行が可能です。また、コンパクトカーやハイブリッド車にも力を入れています。特にハイブリッド車は、省エネ法改正といった車両の省エネ対策強化を受けて、研究にも力を入れています。
高い衝突安全性を持つN-WGNや、快適で確実なワークタイムをサポートする軽商用バンのN-VANなどの軽自動車が著名です。快適性・強度・さまざまな目的に合致した高い環境性能を達成。ハイブリッドシステムを採用した軽自動車は、CO2排出量の削減や燃費向上を目的に自社開発しています。
エンジンの燃焼を休止させるi-VTECエンジンを開発・搭載するなど、本田技研工業の技術力を生かして軽自動車のポテンシャル向上を目指しています。
所在地 | 東京都港区南青山2-1-1 |
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設立 | 1948年(昭和23年)9月 |
社員数 | 219,722名(連結、2019年3月31日現在) |