機械設計の仕事で難しいところ、技術が追いついていかない現状についてまとめました。機械設計エンジニアの多数が抱える悩みなので、ぜひ一読を。
技術は常に進歩しています。そんな技術の最先端で働く機械設計エンジニアは、常に学び続ける必要があるといわれています。
しかし、新技術をすべて身に付けるのはかなり難易度が高め。そのため効率的に知識を学び、理解し、応用しなければなりません。しかし、日々の激務などにより時間に余裕がないことから、十分に知識をつけられない場合も。案件で経験して学ぶだけでは不十分なこともあります。
技術の取得が難しい環境で働き続けることにより、自分の技術と、求められているレベルの仕事の差がどんどんと開いてしまい、その結果「仕事が難しい」と感じるようになります。
学ぼうにも、何から手を付けたらいいのかわからない、という人も多いと思います。自分が何を学べばいいのかわからない場合は、周りのエンジニアや上司を見て、真似をしてみてはいかがでしょうか。まずは、仕事において自分とその人の違う部分を分析することで、自分の課題や学ぶべきことが見えてくるはずです。
課題が見えたら、できている人がどのようにしているか、考えて真似をしてみてください。それを繰り返すことで、業務の中でも技術の取得が可能になります。
最初から完璧な正解を求めて失敗したり、「難しい」と断定をしてしまって前に進めないという人がたくさんいます。それよりも行動して、経験したことで前に進むことです。
失敗を恐れずにチャレンジをしていくことで、「難しい」を越えた、ものづくりの楽しさに気が付くことができそうです。
企業の中には、機械設計エンジニアの教育にあまり力が入れられていない会社もあります。そのような会社の場合、エンジニアが知識や技術を学ぶためには自力で頑張らなければなりません。
2015年の派遣法改正で、派遣会社には派遣社員への計画的で段階的な教育訓練を施すことが義務づけられています。そのため、派遣会社では、実際の派遣先での就業に必要となる知識やスキルを習得する研修が用意されています。技術を学ぶ研修もキャリアアップのための研修も、自分が必要としている研修であれば受講が可能。
常に知識と技術をつけ、周りに遅れをとらずに第一線で活躍し続ける機械設計エンジニアになるための選択肢のひとつとして、派遣を候補に入れてみるのもおすすめです。