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機械設計エンジニアの収入

機械設計エンジニアとして将来設計を考えようとした時、正社員と派遣エンジニアとの収入差や、他の職業との収入差などは非常に気になるところです。ここでは機械設計エンジニアの収入について詳しく解説しています。

機械設計エンジニアの年収は?

機械設計エンジニアとしての働き方や収入について考えた時、一般的にはまず、正社員として特定の企業に所属するのか、それとも派遣エンジニアとして派遣会社に所属するのか、2つのスタイルが考えられます。また、働く地域や年齢などもキャリアプランを考える上で重要です。そこで、機械設計エンジニアの収入を考える場合、以下のようなポイントに注目しなければなりません。

それぞれの項目について、実際のデータを具体的に把握した上で、自分にとって理想的なライフスタイルや働き方をプランニングしていくことが大切です。

機械設計エンジニアの収入相場は?

正社員として企業に所属する機械設計エンジニア全体の平均年収は、日本国内でおよそ455万円程度とされており、国税庁が発表した「平成30年分民間給与実態統計調査」における日本全国の平均年収441万円と比較しても、やや高い傾向があります。(※1)

また派遣エンジニアの場合、平均時給がおよそ1,755円とされ、仮に1日8時間労働・週休2日で換算すると、年収はおよそ360万~370万円程度です。

正社員と派遣エンジニアでは、およそ70万円程度の収入差がありますが、国税庁の同調査では平均賞与が70万円という結果が出ており、主にボーナスの有無がポイントだと考えられます。

そのため、ボーナス面だけで考えれば、正社員の方が有利といえるかも知れません。ただし、給与幅で見れば300万円未満~700万円以上と差が大きく、実際は勤務先や個々のスキルが収入に大きく影響していると考えるのが妥当です。(※2)

※1参考資料:国税庁長官官房企画課(令和元年9月),「平成30年分民間給与実態統計調査―調査結果報告―」[pdf]

※2参考資料:求人ボックス.com|機械設計の年収・時給

勤務エリアや企業ごとの差は大きいのか?

地域別に比較した場合、やはり関東が最も平均年収が高く、正社員で年収489万円、派遣で時給1,844円程度です。次いで関西、東海、四国と続きます。反対に安いエリアは下から順に九州・沖縄、北海道・東北、中国地方となっており、年400万円前後が平均です。(※2)

これは、一般的な地域差や物価に相関しており、他の職業と比較しても極端な違いはないといえるでしょう。

また正社員でも派遣エンジニアでも、平均年収は当然ながら企業規模や取り扱い分野ごとに違いがあり、初年度から100万円ほどの収入差が生じるケースも珍しくありません。

機械設計エンジニアは収入が少ない?

ものづくりに関わる職業として、機械設計エンジニアの収入が少ないかどうかは、他の職業と収入を比較してみることで考えられます。

総務省統計局が発表した平成30年分の統計データをもとに、ものづくりに関わる職種をピックアップして平均年収の一例を試算すると、以下のような結果が得られました。なお、年齢や勤続年数は平均値です。(※3)

上記のデータを参照した上で、エンジニアの収入は個人の経験や企業・地域による差も大きいと考えると、機械設計エンジニアの平均年収455万円は決して低い方ではないでしょう。また、そもそも男女比に差があるため、どうしても女性の平均収入の方が低くなってしまいがちですが、近年は女性の機械設計エンジニアの活躍を積極的に推進する企業も増えており、むしろ女性や若者にとって機械設計エンジニアはチャンスが多い職業かも知れません。

※3参考資料:総務省統計局,「主要職種別平均年齢,勤続年数,実労働時間数と月間給与額(平成30年)」[Excel]

機械設計エンジニアたちの収入に関する口コミ

ワークライフバランスから見てちょうどいい収入

メーカーの正社員から、派遣エンジニアとして40代で転職しました。前職での実績が評価され、基本給は同年代と比較して悪くはありません。現在の年収は800万円を超えるほどで、転職前より200万円ほど下がりましたが、業務の内容や重圧を考えれば今の方がバランスも取れていると思います。

※参考元:カイシャの評判(https://en-hyouban.com/company/10003407960/1/)

機械設計を専門に扱う会社で正社員として働いています。私の会社では、毎年のベースアップを除いた場合、給料をアップさせる条件が技能検定の合格だけとなっているため、積極的にスキルアップを行っていかないと、なかなか給料に反映されないのは残念に感じることもあります。

※参考元:カイシャの評判(https://en-hyouban.com/company/10200062500/1/)

製図スキルがないと昇給幅が狭い…

毎年1回、昇給していくものの、どれくらいアップするかは製図スキルに重きが置かれており、日々の業務の成果があまり影響していないのは少し残念です。どちらもバランス良く評価してもらえれば、モチベーションも上がると思います。

※参考元:カイシャの評判(https://en-hyouban.com/company/10200062500/1/)

給与アップ目指してスキルを磨いています!

20代の正社員エンジニアです。給料は正直、他と比べてあまり高いとは思っていません。ただし、仕事を続けていくにつれスキルはレベルアップしていくため、それに応じて給料の額も上がっていくものだと信じています。

※参考元:カイシャの評判(https://en-hyouban.com/company/10200062500/1/)

毎月の給料はもちろん、交通費などの手当がしっかりあって、ボーナスもきちんと支払ってもらえるので、給与面に関して不安はありません。

※参考元:カイシャの評判(https://en-hyouban.com/company/10200062500/1/)

手に職をつける訓練と仕事を同時にできる

製造業のエンジニアから、機械製造メーカーへ機械設計エンジニアとして転職しました。現在の年収は600~700万円ほどです。仕事は大変なことも多いですが、経験を積めばスペシャリストとして成長していける上、そもそも技術があれば会社が倒産しても困らないという自信があり、将来性はあると感じています。

※参考元:カンパニー通信(https://company-tsushin.com/report/15005)

シビアな現場でスキルを発揮しています

機械設計会社に勤めており、現在は30代前半で年収650万円ほどです。ただし、特別な技術のいる仕事で、結果を出せなければ評価されないシビアさもあります。

※参考元:転職会議(https://jobtalk.jp/companies/5096012/answers?question_codes=earns)

若手でも500万以上はもらえる

基本給は階層別に設定されており、そこへ家賃手当などがプラスされるという方式です。また、年収は残業の多さによっても変わります。昇給は定期的にありますが、スキルなどの評価が厳しく行われるので、簡単ではありません。でも、若手であっても500万円以上はもらえるため、苦労することはないと思います。

※参考元:カイシャの評判(https://en-hyouban.com/company/10003407960/1/)

機械設計エンジニアが収入を増やすには?

機械設計エンジニアが正しく収入を増やしていこうと思えば、ポイントは大きく以下のようなものが挙げられるでしょう。

機械設計エンジニアは、正社員であれ派遣エンジニアであれ、等しく実力主義の世界です。つまり、年齢を重ねれば自然と給料も上がるというものでなく、収入アップにはエンジニアとしての実力を高めて、企業やクライアントから信頼されることが欠かせません。もちろん、大企業に就職すれば基本給が高いことも期待できますが、それ以上を望むのであれば、まずはCADや3D-CAD、CAM、CAEといった設計技術を磨き、エンジニアとして成長していくことが必要です。

また、同じ環境でそれ以上の収入増を見込めないと思った場合、新しい企業への転職を考えることも1つの方法です。あるいは、未経験の分野へチャレンジして経験値を積んでいくことも、立派な将来への投資でしょう。

機械設計エンジニアは、目的の機械や部品の設計だけでなく、ものづくり工程において様々な役目を与えられる重要な人材です。そのため、優れた機械設計エンジニアに対するニーズは常に一定以上あり、むしろ売り手市場となっています。もしもすでに自分の武器にできる専門分野や知識があれば、それは転職時にも大きな強みとなってくれます。

ただし、転職によってスキルアップやキャリアアップを考える場合、自分の技術や経験を適正に評価してくれる会社や、自分が成長していく上で努力しやすい環境を見つけることが欠かせません。

人材として機械設計エンジニアを大切に考えている企業や派遣会社であれば、評価制度や支援制度がきちんと構築されており、もしも一時的に収入が低下しても、将来的には成功するチャンスもあると考えられます。

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