このページでは、重機械エンジニアの仕事について紹介していきます。
重機械エンジニアの主な仕事内容は、建設機械や特殊車両の研究・開発です。企画、設計、試作機のテスト、量産化に至るまでの全プロセスにかかわることもあります。また、大規模なタービンやエンジン、プラント配管や配電盤などの設備、計測機器、制御プログラムなどの機器設計も行います。
一概には言えませんが、重機械エンジニアの年収は30代で約500~650万円となっています。年収は企業の規模や、取り扱う製品の種類によっても大きく変わります。
大手メーカーなどに就職した場合は、社内でリーダー、マネージャーといった管理職へとステップアップしていくことが一般的。
また、会社によってはキャリアアップとして、他の部門への異動などもあるそうです。身につけたスキルを活かして、キャリアアップ目的の転職にもつなげられます。
機械工学の4大力学(機械力学、材料力学、流体力学、熱力学)と呼ばれる基礎知識のほか、2次元または3次元の図面を作成するためのCADのスキルを得ておく必要があります。
また、チームで仕事を進めていくことが多いため、協調性やリーダーシップ、コミュニケーション能力や製品を形にするための論理的思考力も必要です。
実際に重機械エンジニアとして働いている方の口コミを集めました。収入・やりがいといった仕事のモチベーションや生活に関わる口コミのほか、仕事を続けるにあたって重要なネガティブな部分もチェックしていきましょう。
仕事はそれほどつらくなく、仕事内容に対して収入のバランスは悪くなかったと思います。ただし、管理職になると部下の人数で給料に差が出るため、元の人数が少ない部署に居る場合不公平を感じる環境と感じました。
参照元:https://en-hyouban.com/company/10087994421/kuchikomi/4708491/
大学卒業後10年以上働いて給料は上がっており、ボーナスも十分に支給されています。夫婦二人で生活するには十分な収入を得ることができています。提示で変えれることは基本的に無いので、残業手当がつく部署の方が収入は多いです。
参照元:https://company-tsushin.com/report/22093
レギュレーション上は高卒資格でも課長代理まで昇進することが可能ですが、実際は主任になれるかどうかといったところだと思います。係長にまで昇進すれば、定年後も生活費に困らないレベルにはなります。
参照元:https://en-hyouban.com/company/10087994421/kuchikomi/3206850/
新しいアイデアをチームに提案できる環境はあり、言えるかどうかはその人次第です。ただ、意見が強すぎると昇進が課長でストップする可能性もあります。新しい環境づくりやクリエイティブな仕事について期待しすぎない方が良いでしょう。
参照元:https://en-hyouban.com/company/10087994421/kuchikomi/3206870/
スケールの大きい機械や重機を作るため、一般企業にはない貴重な経験とやりがいを得ることができます。プロジェクトに携わっていた重機が完成し、無事に動いている姿を見るのは何とも言えない感動があります。
参照元:https://en-hyouban.com/company/10087994421/kuchikomi/4708535/
取引先の顧客や社内の関係者に信頼してもらえ、ありがとうと言ってもらえるときにやりがいを実感できます。自分が関わって出荷する製品の重要度と責任感が高いところも、やりがいを感じられる部分ではないかと思います。
参照元:https://en-hyouban.com/company/00006361202/kuchikomi/4808212/
世界規模のビジネスを展開する大手機械メーカーの需要や無人重機の開発、用途を限定した専門性の高い機械など、重機械を設計できるエンジニアに対するニーズは高まっています。
しかし、重機械エンジニアは専門性の高い仕事をする性質上、自社製品だけを取り扱う会社に所属している場合には、エンジニアとしての幅広いスキルを磨く機会が少なくなりがちです。
また、社内の他の部署に異動するケースも多く、生涯エンジニアでいられるとは限りません。
そこで、一社に縛られない働き方として、派遣という選択肢があります。身につけたスキルを活かしつつ、さらにスキルを高めていける可能性も。重機械エンジニアだけでなく、様々な職種にチャレンジすることも可能なため、あらゆる分野のものづくりをしていきたい人にはおすすめです。