身近な家電に関わる家電エンジニアの仕事についてまとめました。
エアコンや冷蔵庫など家電製品のケースやフレームなどの外装を三次元CADで設計する仕事です。外装の設計は機械設計の一部で、機械によっては構造設計とも密接な関係があり、内部機構を設計する機構設計とは対の関係にあります。
たとえば、カメラやスマートフォンのように人が手にするプロダクトは、持ちやすさや使いやすさといったユーザーインターフェースも設計上の重要な要素であり、重量を軽くしたり高い防水割が求められることもあります。
また、工程数やコストを削減することも設計の重要な役割です。要求される性能や形状といった条件を満たしつつコスト削減も行わなければなりません。
このように、用途によって求められる役割は大きく違うため大変さもありますが、やりがいも達成感もある仕事のようです。
家電エンジニアの年収は30代で約478万円ほど。企業の規模や、取り扱う製品の種類によっても大きく変わるようです。
CADを使いこなす家電エンジニアはパソコンの基本操作も問題なく、企業が要求する最低限のスキルは満たしていると言えます。
また、ほとんどの場合、製品を作り上げていく過程をチームで行なっているので、高いコミュニケーションスキルが備わっている家電エンジニアは、リーダーシップを発揮することはもとより、複数の担当者と協業して求める製品を作り上げていく能力が既に備わっています。
この強みをアピールできれば、幅広い業界で活躍することが可能です。
必要なスキルですが、機械工学の4大力学(機械力学、材料力学、流体力学、熱力学)と呼ばれる基礎知識のほか、2次元または3次元の図面を作成するためのCADのスキル。それ以外に、コミュニケーション能力も重要。
自分だけで図面作成するのではなく、企画やデザイン部門の担当者と話し合って決めなければならないことが多くあります。たとえば強度などの機械の基本機能の他にも、納期やコストもふまえて図面を作成するためです。
毎日の生活に根差す家電の研究開発に関わる、現場の先輩たちの口コミを集めました。生活やモチベーションに大きく関わる収入面ややりがいなど、企業情報では読み取れない情報をチェックしましょう。入ってからガッカリしないように、ネガティブな口コミも集めましたのでぜひチェックしてください。
大手のため、コツコツ真面目に働いていれば年齢とともに給料は上がっていきます。車内の平均的な月収でも、世間の水準と比べれば非常に高いと思います。ただ、社内で平均以上を目指すならかなりの努力と素質が求められます。
参照元:https://en-hyouban.com/company/00006361113/kuchikomi/4958872/
給与は中小企業より多くもらえます。残業が認められる部署であれば、やった分だけ給料が増えます。ボーナスは4か月以上支給されました。
参照元:https://en-hyouban.com/company/10013883416/kuchikomi/3794807/
一般企業よりは高水準の給料だと思います。残業は部署によって差がありますが、ほとんどは裁量勤務なのでしてもしなくても一定の残業代が支給されます。ボーナスは約5か月分もらえているので良い方だと思います。
参照元:https://en-hyouban.com/company/00001220336/kuchikomi/2336086/
大企業が故のやりたいことと与えられる仕事のズレもありますが、比較的自由に開発ができるためやりがいはあります。新卒でも専門知識さえあれば、即戦力として重宝されます。開発の拠点は田舎が多いので、そこを受け入れられればやりがいを求める方にはおすすめです。
参照元:https://en-hyouban.com/company/00007744453/kuchikomi/5046578/
毎年の評価が高いと、昇給や賞与に反映される点はやりがいにつながります。論文や特許の提出による表彰制度もあります。
参照元:https://en-hyouban.com/company/00006361113/kuchikomi/4996116/
エンジニアは常に最新技術の知識を求められますが、仕事にやりがいを感じやすいのではと思います。お客さんの反応が見えるため責任の重さを感じつつ、やりがいも感じられる環境です。
参照元:https://en-hyouban.com/company/00001220336/kuchikomi/3651140/
コスト削減の影響を受け、キャリア開発や支援系の制度がほとんどなくなってしまいました。入社一年目から仕事を任され、マニュアルもないため教え下手な先輩にあたると成長が難しいケースもあります。良いチームにあたるのを祈るか、自分で勉強するしかないです。
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企業として大きくなりすぎ、役所的な手続き仕事で効率が悪い点は否めません。人に対して優しい雰囲気ですが、逆にきしびくしてくれる人材が減ってきています。
参照元:https://en-hyouban.com/company/00004966536/kuchikomi/4365291/
外資系のオフィス環境とは遠く、昭和的な古い考え方の方も多いです。
参照元:https://en-hyouban.com/company/00004966536/kuchikomi/4302674/
繰り返しのルーティン作業が多く、一通り仕事を覚えると、あまり成長する感じは無いかもしれません。覚えること自体は多いですが、基本的にはルーティン作業となります。
参照元:https://en-hyouban.com/company/00006361113/kuchikomi/4092981/
保守的で経営陣も含めて既定路線を変えようとしません。まともに評価されない制度のため有能な社員が出ていくこともありました。
参照元:https://en-hyouban.com/company/10013883416/kuchikomi/3770748/
現在、企業の家電エンジニアの採用ニーズは高い水準にあるといえるでしょう。
しかし、働く企業の方針や労働環境により、将来も家電エンジニアとしてものづくりにかかわっていけるのかは不透明です。さらに、保守的な企業では必要とされるスキルも自社製品に限られ、スキルや経験の汎用性も限られてしまいます。
新しい技術に関心を持ったとしても開発にかかわることもなければ、モチベーションも下がってしまいます。
機械設計エンジニアには、興味のある分野を選んで働くことができる派遣という働き方があります。派遣エンジニアなら、派遣されたメーカーでさまざまな種類の製品や部品の設計が可能。また、家電に限らず、さまざまな業界でものづくりができ、機械設計エンジニアとして活躍ができるでしょう。