航空機エンジニアについて、詳細をまとめています。
航空機やロケットを作るための構造設計などを行うのが航空機エンジニア。仕事内容は、機体の胴体構造や翼構造・主脚構造、内装、配線、配管、CPU・回路基板など、さまざまな部品や組立品それぞれの設計・強度等の解析。CPU等を動作させるプログラミング業務や完成したものの評価試験業務もあります。
航空機エンジニアの年収は30代で約400~600万円とされます。企業の規模や、役職によっても大きく変わります。
航空機エンジニアのキャリアアップは、エンジニアとしてスキルを磨き年収を上げるか、チームや部署の管理職になることです。
資格はとくに必要ありませんが、航空機の設計や開発など、専門的な分野がある大学を選び、航空機の仕組みや、パーツの特徴などをしっかりと勉強してから航空機メーカーへ就職するというのが一般的のようです。
また、要求されるスキルはさまざまです。航空機は、電子制御や構造などの力学、新素材など、多くの技術を集めて作られているため、航空工学の専門以外のエンジニアにも働く門戸は広く開かれています。
故障の際に回路図やマニュアルを見て原因を究明する事もあるので、電子工学や情報処理力、英語力や最新機器に対応する柔軟性はどの分野でも求められているようです。
実際に現場で航空機エンジニアとして働いている方の生の声を集めました。生活に直結する給与やボーナス事情、仕事のやりがい、長く続けるにあたって気になるネガティブポイントなどを一つずつチェックしていきましょう。
給与の上がり方は、入社後すぐの若い時期は順調に上がる方が多いようです。ボーナスは同業他社と比べると少し控えめでしたがきちんと出ました。残業代も申請した分ちゃんと出ていました。
参照元:https://en-hyouban.com/company/00001244138/kuchikomi/2722296/
一般的な平均額よりはもらえていますが、パイロットでもない限り航空エンジニアは特に高収入というわけでもないです。普通に生活して困ることはありませんが、収入を優先すると不満が出ると思いますので、ほかの業界を目指すべきです。
参照元:https://en-hyouban.com/company/10105329764/kuchikomi/257595/
パイロットとエンジニアなどの地上職は基本給は同じですが、その上に載る手当てに大きな差があります。航空業界というだけで高給取りのイメージがありますが、パイロット以外は他の業界の平均的な収入だと思います。
参照元:https://en-hyouban.com/company/10105329764/kuchikomi/1066407/
新人研修がしっかり三か月間設けられていたので、安心して働けました。研修が終わったあとも、先輩に対して気軽に質問しやすい雰囲気の職場です。資格取得のための研修制度など、成長するための教育環境は整っている会社でした。
参照元:https://en-hyouban.com/company/00001244138/kuchikomi/1064774/
事務職や技術職も含めて、最初はエアラインに配属されました。一見華やかな表側から見えない運航の裏側を学ぶことができます。部署移動後も、航空機の運航を支える仕事に携われるため、とてもやりがいを感じることできます。
参照元:https://en-hyouban.com/company/10105329764/kuchikomi/3611533/
世の中に大きなインパクトを与える仕事であり、貢献している実感も得られる仕事です。新しい取り組みに力を入れていて、フィロソフィーも浸透しつつあるため、社員の考え方ややりがいも良くなってきていると感じます。
参照元:https://en-hyouban.com/company/10105329764/kuchikomi/2425412/
部署によって有給が取れるかどうかの差が大きく、コントロールしてくれる上司が居ないため配属先によってはなかなか休めません。私はたまたま厳しくない部署ですが、忙しい部署は上司も含め気の毒なくらい働いています。
参照元:https://en-hyouban.com/company/10105840392/kuchikomi/3063083/
アメリカの期待を大量に受注していたものの、予算が少ない状況が続いているため、長期的に見ると発注は減っていくのかなと感じます。アメリカ国内の雇用を優先するため、日本の会社が参入するのは難しいかもしれません。
参照元:https://en-hyouban.com/company/10010563475/kuchikomi/4424465/
航空業界の中でも防衛産業は、営業をしなくても定期的な発注がかかるため、緊張感やスピード感が無く、悪い意味で社内が穏やかに感じます。また、新卒が数年で退職してしまうため、派遣の方が正社員となるケースが多いです。
参照元:https://en-hyouban.com/company/10010563475/kuchikomi/4424437/
航空機エンジニアのキャリアアップは、エンジニアとしてスキルを磨き年収を上げるか、チームや部署の管理職になることですが、運よく希望する会社に入れたとしても、希望する職種に配属されない可能性もあります。
航空機は、多くの技術を必要とするため、エンジニアとして望んだ分野での仕事ができる保証もありません。
一方、派遣会社に所属している場合には、希望する分野でエンジニアとしてのスキルを磨きながら現場で働き続けることができるため、あえて派遣会社に所属するという選択肢もあります。
航空機エンジニアには、子供のころからの「飛行機が好き」という気持ちを大切にしている人が多く、モノづくりに対する情熱を生み出す「好き」という気持ちがインセンティブになっています。
こうした情熱を持ちつづけるためにも派遣という働き方はメリットの多い働き方ではないでしょうか。